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私の問い
僕が気になったのは「どうやって笹野一刀彫が受け継がれていくのか」です。なぜなら、幼少期におばあちゃんの家にあった笹野一刀彫を触ってみて、どうやって作られているのか気になったからです。
検証前の仮説
「職人の家系が代々受け継いできた」というのが僕の仮説でした。古くから続く仕事は歴代で受け継がれているのが一般的だと考えたからです。
検証結果
僕は笹野一刀彫の工人 小山泰弘さんにインタビューをして、どうやって技術が受け継がれているのかを聞きました。小山さんは、米沢市の笹野地区に生まれ育ちましたが、会社員として働いた後、30歳を転機に笹野一刀彫の後継者がいないと耳にしたことで、笹野一刀彫を始めたそうです。どうやって師匠から技術を受け継いでいるのかというと、笹野一刀彫には教科書がないので、師匠直々に技術を教えてもらい、それを習得するにはとても長い時間がかかるとのことでした。小山さんは笹野一刀彫の職人を志す人は増えているけど、絵付け師の後継者がいないので、絵付け師の方が後継者不足が深刻だとおっしゃっていました。
検証した結果、僕がたてた「家系で受け継がれていく」という仮説とは違い、職人になりたい人が弟子入りして受け継がれていくことを知りました。インタビューの際に小山さんが笹野一刀彫の実演をしてくれたのですが、そこが一番面白かったです。
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参考にしたもの
インタビューした人:笹野一刀彫 工人 小山 泰弘さん
written by こうたろう (小学5年生)