私の問い
僕の問いは「なぜ山形県の人は、辛子を溶かしながらラーメンを食べるのか?」です。なぜなら、僕は南陽市出身なので、辛味噌ラーメンが大好きだからです。
検証前の仮説
僕の仮説は「寒い地域だからそのようなラーメンが生まれたのではないか」です。なぜなら、辛子を食べると体が温まるからです。
検証結果
辛子味噌ラーメンの元祖である「赤湯ラーメン 龍上海」さんのサイトから「からみそ伝説」という漫画を読んでみて、「味噌だけではものたりなかったので、辛子を入れた」ことがわかりました。
また昔の龍上海のラーメンは、味噌ラーメンではなく醤油ラーメンだったことがわかりました。ことの発端は、昭和35年にさかのぼります。赤湯ラーメンの二代目店長の佐藤春美さんは少年時代、お父さん(初代店長 佐藤一美さん)の支那そば(醤油ラーメン)が食べたいと思い、お父さんに毎日声をかけていました。でもお父さんは家族のためだけには作ってくれませんでした。そしてお父さんに食べるなら自分で作れと言われ、春美さんはお父さんを見てまねて作ってみました。その時の春美さんのラーメンが、お父さんにヒントをくれました。
その当時、山形県のラーメンは今ほど消費されていませんでしたので、お店では残ったスープが多かったです。ときどき佐藤さん食卓では、そのスープが味噌汁がわりに飲まれていました。そしてお父さんは、春美さんがお味噌汁に麺を入れて食べているのをみて、ラーメンに味噌を入れて食べてみよう!と思いました。辛い支那そばは当時知られておらず、家族は試行錯誤を始めました。そして試行錯誤の結果、味噌だけではものたりなかったので、辛子を入れることになりました。試行錯誤のすえ、今の人気店の味ができたということです。
参考にした図書・サイト
図書:
サイト:有限会社 赤湯ラーメン 龍上海 「からみそ伝説」
written by まこと (小学4年生)