私の問い
わたしの問いは「なぜ、こけしは地域や職人によって、顔や体の模様がちがうのか」です。なぜなら、こけしをいっぱい見て、かわいい顔やおもしろい顔があって不思議に思ったからです。
ちなみに私がこけしを好きな理由は、こけしの顔がお母さんの顔に似ているからです。元々は、お父さんがこけしがお母さんの顔に似ているからという理由で好きでした。
検証前の仮説
わたしは、職人さんが好きな顔や作っている地域の有名な物を描いていると思いました。なぜなら、職人さんの個性が出ていると思ったからです。
検証結果
こけし の本を読んで、地域によるデザインや表情のちがいは、その土地の自然や文化と深く関わりがあり、最初にデザインを生み出した人の個性や想いが受け継がれていることがわかりました。同じ山形系でも表情や花の模様が少しずつ違うのは、受け継がれているデザインや想いにプラス、工人さんの個性が出ているからです。
例えば、宮城県鳴子系の高橋武俊さんのこけしは、木が白く細目のところが特徴です。また山形県蔵王高湯系の木村祐助さんと吉田昭さんのこけしは、小顔で目がぱっちりしていて、割れ鼻のところが特徴です。高橋さんのこけしは、前髪と細い目がかわいいポイントです。そして、木村さんと吉田さんのこけしは、頭に花びらがきれいに広がっているところがかわいいポイントです。そのほかにも、工人さんのこだわりがたくさん入っています。
今回、こけしの事について調べてわかったことは、工人さんの想いが受け継がれていることです。そうしたこけしは、グッズ化されていて、例えば、銀山温泉ではこけしのメモ帳やキーホルダーが売っているお店がありました。こけしはグッズ化されてから、多くの人がこけしを知り、こけしを好きになれたと思いました。
参考にした図書・サイト
図書:こけし (乙女の玉手箱シリーズ)
インタビューした人:山形まるごと館 紅の蔵 みちのくこけし展
written by つむぎ (小学6年生)